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これまで読んだ本、新しく読んだ本の感想を適当に書いていきます。 ※あくまで個人の感想です!
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仮想儀礼
かばん屋の相続
機長、事件です!
Q&A
救命センター当直日誌
金融探偵

コモリと子守り
櫻子さんの足下には死体が埋まっている
さまよう刃
事故―別冊黒い画集Ⅰ
死体置き場で夕食を
十角館の殺人
しまのないトラ
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シャーロック・ホームズシリーズ
シャーロック・ホームズ秘宝の研究
小公子セディ
小公女
真珠夫人
新世界より
ずっとあなたが好きでした
ストロボ
世界の終わり、あるいは始まり
ダウントン・アビーに於ける職業指南書
武田信玄(あかね文庫版)
地球進化 46億年の物語
冷たい川が呼ぶ
天璋院篤姫
トッカン 特別国税徴収官
トッカン The 3rd おばけなんてないさ
トッカン vs勤労商工会
猫のなるほど不思議学
パーカー・パインの事件簿
初ものがたり
福家警部補の挨拶
ブードゥー・チャイルド
ホームズの伝記比較
ホームズ・パロディ(J・トムスン)
星新一のショートショート
「本が売れない」というけれど
ぼんくら
マスカレード・ホテル
マンガ版シャーロック・ホームズ
万能鑑定士Qの事件簿のシリーズ
「見たいテレビ」が今日もない
ミッキーマウスの憂鬱
密室殺人ゲーム王手飛車取り
密室の鍵貸します
みんないってしまう
モンスター
夜行観覧車
ラプラスの魔女
霊柩車No.4
ワイルド・スワン
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かばん屋の相続



半沢直樹で一躍有名になった池井戸さんの短編集です。
前に金融探偵を借りて読んだので、この人の短編は二冊目かな?
ただ、金融探偵は、短編だけど連続長編ともとれる構成になっていましたが、この本は純粋な短編集ですね。

とはいえ、内容はやっぱり銀行の融資関係のお話。
そういや半沢さんも融資課にいたから、池井戸さんどんだけ融資の話好きなんだと思いながら読みましたw

話は全部で6つあるので、印象的な話だけレビューします。

「十年目のクリスマス」
妻の付き添いで宝石屋に来た銀行マン永島が、たまたま昔の取引先と遭遇します。
10年前に融資課の一員として担当した零細企業の社長。確か銀行からの融資を断られた後、倉庫が火事にあい、会社は倒産、社長も破産したはずだったのに、見るからに羽振りがいい様子で、調べると資産が結構すごいこと!?
あの社長、どこにそんな隠し財産があったんだ?と永島はこっそり調査しますが…。

最初は融資断られて火事にあって、ふんだり蹴ったりで、かなり同情したくなる社長ですが、後半したたかに乗り切った様子が伺えて、読者としては微妙に複雑ww
このくらいしたたかでないと、会社運営なんか出来ないんだろうなーとは思わされますが。

「手形の行方」
若干破天荒気味な銀行マン堀田は、取引先から一千万の手形を受け取ったあと、その手形を紛失するという大失態を犯します。
もちろん銀行中大騒ぎ!ゴミ箱の中からシュレッダーの中まで、くまなく探しますが、手形はどこにもない。
結局手形は見つからず、取引先やら何やら、あちこち頭を下げて、事件は収束。堀田は懲戒処分を受けて、閑職に異動になります。
が、堀田の上司伊丹は、事件の後、あることに不審を抱き、真実を悟るのですが…。

あったはずのものがないって、私自身もあるあるですが、それが一千万の手形となると話は別です。
話は堀田の上司、伊丹の目線で書かれてますが、ここにもない、あそこにもない…と様々な可能性を探る場面はちょっとミステリーっぽくて面白いです。
で、結局手形を持ってたあの人は、どうなったんでしょうねー。

「妻の元カレ」
メガバンクの地方支店で地味に仕事している青島は、ある日引き出しから妻宛てのハガキを発見します。
相手は元カレの森中。彼は大学卒業後に就職できず、フリーターをしてたらしいですが、ハガキによれば、会社を設立し、社長になっているとか。
そしてその頃から妻の行動が何やら怪しくなっていきますが…。

この話は、短編集の中でも唯一銀行も融資も関係ないです。というか、青島の勤め先は大手企業で転勤があるならどこでもよかったようなw
それにしても、妻絵里香のしたたかさが、ほんといやらしい~。でもこれで最終的に森中についていって、破産なんかしたら、ざまーみろです。青島クン、職業上判明した森中の会社の実体なんか、こんな女に教えなくていいから!!

「かばん屋の相続」
小さいけれど、職人の手作りにこだわって顧客をつかんできた松田かばん。
そこの社長がガンで亡くなり、跡取りは仕事を手伝ってた次男かと思いきや、遺言書によると、かばん屋を嫌がって銀行に就職した長男に社長をゆずるという言葉が…。
この遺言、銀行を退職したかった長男の策略じゃないのか?という周囲の疑惑をよそに、長男はかばん屋を経営し始めますが…。

この話、社長は以前から次男に経営は譲らないと言ってたらしいですが、後にその本当の理由が判明します。
知らないで遺言書を勝手に作っちゃった長男は、超自業自得w
君が銀行マンとして成功しなかった理由がよく分かるよと言いたくなる話です。
それにしても、銀行っていろんな付き合いがあるんだなーと思いますね。


とまあ、何となくレビューしてみましたが、そろそろ池井戸さんの銀行以外の話も読んでみたいかも?
下町ロケット辺りは銀行ネタじゃないし、面白そうなので、棚で見つけたら借りてみたいです。
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仮想儀礼



久しぶりに篠田さんの本が読みたくなったのはいいですが、忙しいのについ血迷って大長編を借りてしまいました…w
いやー、ほんと長かったですよ、この話。

で、話ですが、ゲームライターを目指してたのに、あと一歩で本が出せなかった鈴木正彦という男が主人公です。
30代後半で既婚、公務員、管理職候補…人生の勝ち組と言っても差し支えなかったのに、矢口誠というしょうもない男の口車に乗って、全てを失ってしまうところがスタート。

呆然とする鈴木の目の前に偶然現れた矢口、鈴木は矢口に自分の人生が台無しになったことについて怒りをぶつけますが、その時テレビで放送されたのが、あの9.11事件
まるで小説のような出来事を目の当たりにした鈴木は、矢口を巻き込んで、思いつきで宗教団体を開設するのです。

…911を持ってくるとこはちょっと強引ですが、ビジネスとして宗教団体を始めるという構想が面白いです。
そしてその宗教のモチーフは、出版するはずだったゲームブック「グゲ王国の秘法」
その上で、チベット風やら仏教やら、怪しげでそれらしいものをかき集め、出来上がったのが「聖泉真法会」
教祖は鈴木正彦改め、桐生慧海(えかい)。「グゲ王国の秘法」が出版された際には、ペンネームとして使用する予定の名前でした。

そんなこんなで、最初の方は何だか「あなたでも出来る!簡単な宗教団体の作り方」みたいで面白いです。
ちなみに二人は完全にビジネスとして割り切ってスタートしたので、団体を大きくするつもりもなく、いわば悩める人々のカウンセラー気分。
高額なグッズの販売やお布施の強要はいっさいしない。カウンセラーをうけた人たちが、任意でくれる小額の寄付のみで細々と運営するつもりでした。

が、その欲のない所が幸いというか、禍というか…。
矢口の口の上手さと、桐生慧海となった鈴木の妙なカリスマが、信者を続々とおびき寄せることになります(しかも何故か女性ばかりw)。
というか、新興宗教にハマる人ってこんな感じなんだろうなぁという感じです。2ちゃん用語でいうなら、いわゆるメンヘラな人たち。
まあよく考えてみれば、普通の人々は、苦境にあったとしてもこんな怪しげなとこに相談せず、しかるべき場所に行きますものねw
何というか、話が進むうちに、まともな思考をしているのは、鈴木(&矢口)だけという状況に…。

そして団体は予想外の方向に進んでいき、信者はどんどん暴走
最終的には詐欺団体として世間の糾弾に遭い、教祖の桐生慧海と矢口、一部の信者は警察に追われる身の上になります。

…いやぁ、暴走する信者の怖いこと怖いこと!
信者が暴走し始めた頃、鈴木は、(最も暴走してると思われる)主な信者たちにこの教団の秘密を明かします。
元々自分が作ったゲームブックがモデルになっていることや、自分はただの失業した公務員だったこと…などなど。
それでも、完全にマインドコントロールされている信者には、何も届かない。
届かないというか、知りたくなかったんでしょうね。知りたくないことは、何も受け付けないという状態。

後半、逃亡中に矢口は持病の喘息で命を落とし、桐生慧海はついに数人の信者と共に、警察につかまります。
逮捕された時、「桐生慧海こと鈴木正彦です」と名乗る瞬間が印象的でした。
ビジネスとして、矢口と二人で始めた新興宗教。作家としてデビューするためにつけたペンネームを、軽い気持ちで教祖の名前にした桐生慧海。
この瞬間、彼は教祖からただの元公務員、鈴木正彦に戻ったのです。

それにしても、一つの宗教団体が生まれてから消滅するまで、著者はよく調べたなぁと思います。
人間心理の描写が見事。
人の心は、簡単に商売道具にしてはいけないのかもしれませんね。
商売道具にするなら、相応の覚悟を持たないと…。

それから最後に一つ、人間考えることをやめたらおしまいです。
自分の人生なのに、自分以外の誰かに何とかしてもらおうと考える人たちが、妙な新興宗教にハマるのだろうと痛感しました。

モンスター



百田尚樹さんの名前は、ここ最近本屋さんでよく見かけるようになって知りました。
「永遠の0」が映画化して、かなり有名になったようだし…。
これだけ有名なんだから、著作も面白いんだろう、一度読んでみたい~と思いつつ、読まずに衝動買いする勇気もなく、やっと図書館の返却棚に戻ったとこを見つけて、速攻借りました。

内容は、とてつもなく醜く生まれてしまった田淵和子が、初恋の人に対して起こしてしまったある事件をきっかけに街を追われ、東京で整形手術の結果、別人の名前と以前とは似ても似つかぬ、美しい容姿になって、地元の町に戻って、ある人との再会を待つ…という話です。

この話の面白い所は、整形手術に関して、かなり詳しく記載されている所だと思います。
詳しく…というのは、どこをどんな風に直したらどんな風に変わる…ということだけではなく、手術をするリスクについても含めて。
和子は、最初目を大きくする手術から始まって、最終的にはほぼ全部顔の造りを変えてしまうわけですが、顎の手術をしたことによって、ものを噛む力は弱くなり、ご飯一膳程度で、顎が疲れてしまう…という現実までしっかり描かれています。

この辺りが、他の単純な整形モノとは違うとこでしょうね~。
整形手術は、別人になれるけれど、それによって失うものもある。
和子も術前に説明を受け、そのリスクを承知したうえで、尚美しくなりたいという欲望によって、変身を遂げるのです。

それから、美しい人と醜い人に対する周りの反応が何ともww
特に美しくなった未帆(元・和子)へのみんなの反応がすごすぎ~。
そこまで変わるかと思うくらい書かれていますが、考えてみたら、自分だって仲間由紀恵や松島奈々子みたいな人が目の前に現れたら、同じような反応をしそうな気がするので、人のこと言えませんね。

とはいえ、最後に分かる初恋の人の本性は何とも皮肉。
というか、彼がそんな態度を取ったのは、和子が起こしたあの事件に起因するんじゃないだろうか?
だとすると、彼女は美しくなった自分で彼を手に入れる寸前、過去の自分の亡霊に殺されたとも言えるような?

個人的には崎村が結構お気に入りかも。
彼は醜い彼女も、美しい彼女も、両方知ってて、彼女がこれまで何をしてたかも全て知った上でプロポーズします。
よく手軽に人間見た目じゃなくて中身だなんていう人がいますが、作中このセリフを言う権利のある人は、彼だけなんでしょうね。

崎村みたいな人物がいることによって、本当の意味で中身しか見ない人も、世の中にはいる…ということを作者は描こうとしたのかも?


まあ、深く考えずに一気に読むのがいいと思いますよ。
ただし、もう一度読み返したいかと言われたら、それほどでもないかなとも思うわけですが…。
でも有名になった永遠の0とか、他の著作も、ちょっと読んでみたいと思ってます。

夜行観覧車



この話の面白いとこは、特定の主人公が見当たらないことではないかと思います。
強いていうなら、二つの家族、遠藤家と高橋家の家族全員が主役かな。あ、あと二つの家族をつなぐ小島さと子

遠藤家は、工務店で技術職をしている啓介と、スーパーでパートしている真弓と、時々癇癪を起こすと手がつけられなくなる、高校生の一人娘、彩花。
高橋家は、医師をしている弘幸と、主婦の淳子、医学部の長男良幸と、高校生の比奈子と慎司。

遠藤家と高橋家は、高級住宅が立ち並ぶひばりヶ丘内の、お向かいさん同士で、日ごろから挨拶程度の交流はある、どちらも一見ごく普通の家庭なのですが、ある晩、高橋家で殺人事件が起こります。
被害者は父弘幸で、加害者は母淳子。
エリート一家と呼ばれていた高橋家の子供たちは、ある日突然、事件の渦中に巻き込まれるのですが…。

同じ事件を、遠藤家と高橋家、両家の目線(&近所の住人小島さと子)から、それぞれ少しずつ描いているのですが、一つの出来事が目線を変えると全然違う風に見えてくる…というのは、ありがちな手法ながら、やっぱり面白いです。

みんなエリート揃いと思われた高橋家にも、家庭の事情があって、長男良幸の実母は、彼が2歳の時に事故で亡くなっていて、比奈子と慎司は、後に再婚した後妻の子供です。
とはいえ、再婚した淳子は、3人とも分け隔てなく育て、子供たちも、自分たちは、ごく普通の家族だと信じていました。あの事件が起きるまでは。

事件の夜、弘幸と淳子の会話を偶然外から聞いていた遠藤啓介は、後半、高橋家の子供たちにその会話の内容を伝えますが、伝えられた子供たちの心中は複雑でしょうね。
結局、生き残った家族の人生を守るために、死んだ父親を犠牲にすることを決めましたが、それでよかったのかどうか…。
父親にも身内はいるだろうに、、、真実は家族だけが知ってればいい…ってそういう問題か!?

とはいえ、関西の大学に通う為に、一人で下宿をしてて、何も知らずに事件に巻き込まれた長男良幸の心の描写が非常に複雑ながらも、分かりやすい。

父親を殺されたとだけ聞いたら、犯人を殺したいと思うだろう。
でも殺したのは、母親だ。血はつながってないが、自分は本当の母親だと思っている。
彼女が人を殺したとだけ聞いたら、何か事情があったのだろうと思うに違いない。


対極する二つの気持ちによって、憎しみも悲しみも、全て相殺されていく様子が、何だか生々しい。
家族で、加害者と被害者が生まれたら、こんな気持ちになるのだろうかと思わされます。


また、事件の傍観者の役割を果たす遠藤家も、彩花の癇癪によって、家庭は崩壊寸前。
ほんと、家は無理して買うもんじゃないですねw
住めば都とはよく言いますが、この場合は、住んでも都にならなかったパターンかな…。
しかし、この遠藤家も、高橋家の崩壊を目の当たりにして、何とか自分たちの方向を見つけていくみたいです。
彩花ちゃんの「坂道病」も何とか克服出来るといいねぇ…。


ところで、夜行観覧車というタイトルの割には、観覧車はまだ出来上がってません。
というかこれからひばりヶ丘の近くに建設予定w
観覧車が完成する頃は、どちらの家族もみな揃って観覧車に乗れるといいのですが、よく考えたら、どちらの家族も、本当の現実と向き合うのは、この本の中身が終わったその後でしょう。

それを思うと、少し苦い後味になるような気がします。

トッカン The 3rd おばけなんてないさ



トッカン 特別国税徴収官トッカンvs勤労商工会に続く第3段。
一つ目はまあまあ、二つ目は予想外に面白かった…ときて、今回は?とそれなりに期待して読みましたが…。
それなりに期待通りだったと思います。うん、最後まで面白く読みました。

最初は頼りなかった鈴宮深樹もすっかり一人前になっちゃって、鏡特官からも大分信頼されるようになり、一人であれこれ行動し活躍する場面が、かなり多かったですね。
一方その分活躍の場が少なかったのは、特官の鏡。今回はほぼ裏方といっても差し支えないような…?
最後の一番美味しいとこで、美味しい活躍したけど、あれだけじゃね~。
むしろ印象的だったのは、風邪引いて、薬の飲み合わせが悪くて、自宅でぶっ倒れちゃったシーンかなw
アンタいい年して何やってるのさww
先日東京に大雪降ったけど、作中でそんな状態になったら、間違いなく凍死してたのでは!?

そして前回ちょこっと登場したけど、今回セリフ付きで初登場したのは、鏡の元奥さん森華子
鏡と彼女は、若い頃にデキ婚したけど、鏡の不注意で小学校入学前の子供を死なせてから溝が出来て、離婚に…。
ものすごい美女なのに、さばさばしてて、そのギャップが…!!
トッカンが続いたら、彼女も物語にからんできたりするんですかね。今回はそんなに重要な役柄ではなかったみたいだし。


今回のメインの事件は、有名な占いの先生原ぜん子の失踪とそれにからむ税金の問題。
多額のお金があったハズなのに、それらはどこに消えたのか?そして原ぜん子の居場所は!?
結構ミステリーチックな展開でしたね。相棒なんかでやりそうww

そして今回重要なテーマになったのは、国家公務員法
仕事上得た情報は、絶対に外に漏らしてはいけないんですよね。

拳銃が出ようが、覚醒剤が出ようが、はたまた死体が出ようが、わたしたちが警察に通報は出来ない。もちろん、ほかのだれかに漏らすこともタブーだ。あくまで仕事上見たものは、税務にかかわるものではなかぎり、おばけだと思ってスルーされる。

国家公務員法で定められた絶対の掟…。
鈴宮は法律と良心の間で悩みますが、どうすることも出来ません。

一般市民にしてみたら、そこら辺はもっと柔軟にやればいいじゃないのさ…だから杓子定規とかお役所仕事とか言われちゃうんだよ…と思うわけですが、法律違反を犯せば最悪懲戒免職
普通そんな危ない橋は渡れませんなぁ。
そこで何も思わず見ないフリの出来る人というのが、徴収官向きなのかもしれませんね。


とまあ、これでとりあえず今出てるシリーズは読み終わりましたが、次が出たらまた読んでみたいですね。
次こそは、鏡特官の更なる活躍を期待してますよ!
鈴宮へのアドバイスと、最後に死体見つけただけの役回りじゃあ、全然満足出来ないから!

そしてこのシリーズ、マニアックな業界を面白く分かりやすく描いているという点では、高評価です。
ほんと、鈴宮も作中言ってるけど、警察ばっかりじゃなくて、税務署ももっとテレビとかで取り上げればいいのにねぇ。。。


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