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これまで読んだ本、新しく読んだ本の感想を適当に書いていきます。 ※あくまで個人の感想です!
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アーンズワース事件1/3

せっかくKindleで便利になったにも関わらず、トスカ枢機卿の話からなかなか進まなくて、今回やっとThe Secret Notebooks of Sherlock Holmesの5つめの話に入りました。
タイトルはアーンズワース事件
(原題はThe Case of the Arnsworth Affair)

ということで、素人翻訳開始します。
※素人なので間違ってる箇所はごめんなさい~。




この話はホームズが一件の訃報記事を読むところから始まる。

「これは懐かしい名前だ」とホームズが叫び、ワトスンに新聞を渡した。
ホームズの示す訃報欄の名前はレディ・イーディス・アーンズワース。
元アーンズワース伯爵夫人で、享年72才。
ホームズがワトスンと出会う前、まだモンタギュー街にいた頃の事件で関わった女性らしい。
こうして、ホームズの昔話が始まった。

アーンズワース城は、14世紀に建てられ、広大な敷地と庭園を持ち、城の周りには堀があって、長い石橋を幾度も渡らないといけない。
現在は家族が狩猟に出かける間だけ一般公開されているが、特に西の塔からの田園風景が素晴らしいとのこと。

事件の当事者となるのは、七代目伯爵ギルバート・アーンズワースと、その母レディ・イーディスだ。
ギルバートの父親は、家族にはまるで興味がなく、狩猟に明け暮れ、夫人はその寂しさを生めるように、ギルバートを甘やかした。
結果、彼は父親以上のダメ男になり、父の死で爵位を受け継いだあとも、酒におぼれ、売春婦との情事の為にロンドンのホテルに通いつめていた。

ところがある日、某売春婦とトラブルになり、ギルバートは首を絞めて殺したらしい。
死体は翌朝ホテルのメイドが発見したが、彼は面倒を避けて逃亡していた。
捜査担当はレストレード警部で、ホテルのフロント係や、辻馬車の御者の証言から、ギルバートの存在を割り出し、逃げ込んだと思われるアーンズワース城へ辿りついた。

が、そこで出てきたのが、母親のイーディス夫人。
彼女はギルバートはここに帰って来ず、どこにいるか分からないと言い張り、実際レストレードは城の隅々まで捜索したが、ギルバートを発見することは出来なかった。

「でも、私は絶対あの城のとこかにいると思うんです!」
捜索後、レストレードはホームズのとこに来て、そう断言した。
証拠はないが、刑事の直感でそう思うとのこと。

ホームズは、そんなレストレードの様子を見かねて、協力を申し出た。
二日後、ホームズとレストレード&部下二人で、再度アーンズワース城の捜索にかかるが…。


●今回はホームズの昔話。訃報からスタートするところは、アルミニウムの松葉杖と同じパターンかな。
●アーンズワース城の景観について、かなり省略しましたが、翻訳中も面倒になって、すっとばそうかと思いました。大抵このテの描写は本編に関係ないし。でも今回だけはちゃんと翻訳して正解でした。まさか最後にあの西の塔が登場するなんて!!
●堀に囲まれた城…そういえば恐怖の谷に出てきたバールストンのお屋敷も堀に囲まれてたような。日本で堀が有名だった城といえば大阪城ですね。特に関係ないのですがw
●ホテルで起きた殺人事件、聞き込みからちゃんと犯人を割り出したレストレード。アルミニウムの松葉杖では大事な情報を全然聞き出せてなかったけど、あれからちゃんと成長してたのねぇ~。
●今回珍しく自分から協力を申し出たホームズ。若き日のホームズとレストレードとのコンビも、なかなかいい感じじゃないですか。
●イギリスの売春婦にも、日本の源氏名みたいなのがあるんですね。あちらはprofessional nameと呼ぶようですが…。ちなみにprofessional nameで調べると、歌舞伎の役名とか屋号とかも示すようです。ただし作家のペンネームはpseudonymとか…。屋号と源氏名が同じって微妙w
●ギルバートと売春婦のトラブルって何だったんだろう?お金は有り余るほど持ってるだろうし…。まさかの絞殺プレイ?
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