数年前にシャーロックというBBCのドラマにはまって以降、シャーロック関連のみならず、元ネタのホームズ関連の書籍や雑誌等を購入したり図書館で借りたりしてましたが、それらの本を読むといい確率で登場する名前が
北原尚彦さんという名前。
雑誌なら監修に名前があったり、中のエッセイを担当してたり、気が付いたら翻訳にも名前があったりして、
この人一体誰なのさ!?と調べたところ、有名なシャーロッキアンだったことが判明。
で、ちょうどその頃、図書館の返却棚に北原さんのホームズパスティーシュ
シャーロック・ホームズの蒐集を見つけて、「へぇぇ、こういうオリジナル小説っぽいのも書くんだ~」とその後
ホームズ連盟の事件簿→
ホームズ連盟の冒険と、次々に読破(全部図書館ですw)。
本を読み終わった後にやりがちなのが、アマゾンで他の人のレビューを読むこと。
「この人はこう思ったのか~」とか「私だったらこの話が好みだったな」などなど…感想を共有するというのは、現代ならではの楽しみ方ですよね。
そしてアマゾンのお約束「この商品を買った人はこんな商品も買っています」にてあがってきたのが、こちらの
秘宝の研究。
確か発売直後くらいの話で、もちろん図書館にはナシ。
タイトルから勝手にパスティーシュだと思い込み、たまには買ってみるかと何も考えずに購入ボタンを押したわけですが…。
到着した本をパラパラ見てびっくり!
パスティーシュではなく、北原さん所有の
ホームズ関連グッズ紹介本でした。
ええー、小説じゃないのかよー。
…と一瞬がっかりしました。
図書館から借りた本だったら、読まずに返却した可能性大ですが、今回は購入。
買ったからには読まないともったいないと読み始めたところ…これが
予想外に面白かったです。
そもそも人の持ってるグッズ紹介なんぞ面白いものかねーとつい思ってしまうわけですが、北原さんの購入した経緯、グッズにまつわるエピソードなどが、どれもこれも面白すぎ~。
しかもシャーロック関連なら、自分もそこそこ読んだり買ったりしてるから、知ってるものが出てくるとニヤリとしたり…。
しかしホームズ関連ってどこにでもあるものですねぇ。
腰痛の本にまで登場するんだから、びっくりです。
それから英語の原文をそのまま機械翻訳した意味不明本「の猟犬バスカヴィル家」(←原文)!あれを日本語版で購入した人って北原さんくらいではないだろうか!!
アマゾンの本は、(本によりますが)発売してしばらく経つと「なか見!検索」という、最初の数ページを試し読み出来るシステムが存在しますが、この本にそれがついてたら、まず誰も買わないでしょうね~。
ただし北原さんだけは、なか見!検索を見ても購入しそうな気がしますw
とまあ、この本で北原さんのグッズ紹介本の面白さに目覚めてしまった私、その後同じ系統の
シャーロック・ホームズ万華鏡を読み、SF関連の古本紹介本の
SF奇書天外、
SF奇書コレクション、珍しい児童書ばっかり集めた
発見!こどもの古本など、最近は忙しくご無沙汰気味だった図書館に足しげく通い、次から次へと借りまくり~。
が、どの本もほとんど数年前の発売で、最近借りた
キテレツ古本漂流記に至っては20年前。当然図書館の書架には置いてなくて、スタッフに依頼して書庫から取り寄せてもらうことに。
最近貸し出しや返却は、自動で出来るようになり、カウンターの利用はほぼ皆無ですが、書庫からの取り寄せだけはカウンターからお願いするしかなく、しかも郊外の図書館故、カウンターにいるのは大体同じようなスタッフさんたち。同じ著者の本を1~2冊ずつ、数日おきに頼んでいる私は、そろそろスタッフさんに顔を覚えられそうです…。
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