最近いろいろ忙しくて、濃い小説をゆっくり読む時間がなかなか取れないので、ひまつぶしになりそうな軽~い本をKindleでぽちっと購入しちゃいました。
まー、
199円だったしね。たまにはこういうのもいいかなって…。
で、購入してから知ったんですが、著者は
元フジテレビのアナウンサー。
そういえば数年前に横領?疑惑をかけられてフリーになって、それが捏造だの何だのと話題になってたのを覚えてますよ。
著者がフジのアナウンサーということで、ネタになっているのは大抵
フジテレビ。
内幕というか、番組の裏話も出てくるけど、やはり裏を知ってるのは古巣のフジなんでしょうね~。
なので
フジテレビの番組を全然知らないと何のこっちゃ?になるかも。たまたま我が家は、有名処をそこそこ見てるので、一応話にはついてこれますが。
というか、この本の一番の問題はタイトルでしょう~。
ネットが登場して以来、テレビはもはや娯楽の王様ではなくなってしまった。
それは何故なのか?番組が面白くないから?それともネットの方が面白いから?
…ということについて、テレビの裏側に関わる立場から、細かい考察をするかと思いきや、内容はほとんど既存のテレビ番組に対する批評やグチオンリー。
「見たいテレビ」が今日もないのは何故なのか?ということについては結局ほとんど触れられてません。そういう意味では期待してた内容とは違ってたかも。
少なくとも、テレビをほとんど見ない人が見ても、面白くも何ともないです。
そういえば、著者が述べられてた、
「ほこ×たて」に関する打ち切り問題。詳細は書きませんが、私は
打ち切りで正しかったと思いますよ。
あのラジコン対決はやらせではなく、演出であると言い張ればよかった…というようなことを著者は言ってますが、ガチンコ対決が番組の目玉だったのにそれがやらせだったとバレたら、視聴者は冷めまくりです。
製作者にテレビにガチンコなんてあり得ない!なんて開き直られたら、この先どんなすごい対決があったとしても、この結果もやらせなんじゃあ…という目で見てしまい、全く楽しめません。
ディズニーを例に出してますが、ディズニーはキャラクターの存在が実在するという演出するために、ものすごい工夫をしてます。
同じ時間に複数のミッキーが現れないようにしたり、着ぐるみの中の人の情報は絶対出さないようにしたり。
(そりゃあこの時代だから絶対はないけど、この時代にしてはかなり情報が押さえられているのでは?)
だからこそみんな、中に人が入ってることを知りながら、ディズニーの演出を楽しむために多額のお金を払っているのだと思います。
ま、199円だからさらっと読めてよかったですよ。
918円で書籍を購入してたら、かなりガッカリだったかもしれませんが…。
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