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これまで読んだ本、新しく読んだ本の感想を適当に書いていきます。 ※あくまで個人の感想です!
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トスカ枢機卿の変死体1/3

さて、The Secret Notebooks of Sherlock Holmesも何だかんだで4つ目のストーリー、トスカ枢機卿の変死体
(原題はThe Case of the Cardinal's Corpse)

なかなか翻訳の時間が取れませんでしたが、最近アマゾンのKindleがパソコンに対応したとのことを聞いて早速やってみたところ、工夫すれば文章のコピペがスムーズに出来るので、さくさく進む翻訳作業。
いやぁ、Weblio翻訳&Kindleのコンビは最強ですな( ̄▽ ̄)
…一方こういうものに頼りっきりだから、自分の英語力はちっとも上がらないわけですが(爆)。

ということで、素人翻訳開始します。
※素人なので間違ってる箇所はごめんなさい~。




ホームズにとって1895年というのは、大事な年である。
ウィルソンが関わったカナリア調教師の事件(トムスンさんのパスティーユ、ホームズの秘密ファイル収録)、有名なブラックピーターの事件などなど。
中でも特筆すべきなのは、ローマ法王と関わったトスカ枢機卿の突然死の事件であろう。

予定外の来客が221Bを訪れたのは、1895年3月のことである。
オシェア神父とウィッフェン夫人がアポイントなしで訪問してきたのだ。
神父は体格のいい健康そうな、陽気で穏やかそうな雰囲気の紳士だが、何やら深刻そうな表情をしている。
そしてウィッフェン夫人は泣きそうな表情で、ハンカチを握りしめていた。

ホームズは二人に椅子を勧め、話を聞きだした。

どうやら、私用の慈善活動でロンドンにやってきたトスカ枢機卿(年齢50代半ば)が、滞在先の民宿から突如姿を消してしまったらしい。
ウィッフェン夫人は、その民宿の家政婦なのだ。
オシェア神父が、すぐにスコットランドヤードに相談した所、そこでマクドナルド警部にホームズを紹介されてやってきた。

枢機卿は、29年前から年に一度ほど慈善活動のためにロンドンを訪れ、その際は聖職者の格好ではなく、ごく普通の紳士の格好で出かけるとのこと。
秘密事項だが、そもそもロンドンに来たきっかけは、英語の勉強のためだったらしい。
さりげなくそれ以上は話せないと釘をさすオシェア神父。
そして彼が訪れているはずの慈善団体も、全く知らないという二人。

ホームズは事件を引き受け、二人は部屋を出ていった。

さて、枢機卿の運命はいかに!?


●運命はいかに!?とか書きましたが、ブラック・ピーター内の記述で既に「トスカ枢機卿の突然死(the sudden death of Cardinal Tosca)」って書いてあるので枢機卿の死亡は確定です。
●最初は温厚そうな紳士だったオシェア神父、話が進むにつれて、だんだんうさんくさい人物に…。ウィッフェンさんが英語の勉強とか言い始めたときは慌てて止めているし。その後も彼女がまずいことを話さないように(!?)話に割り込んで、最後は急きたてるように部屋から退出…。はっきり言ってめちゃくちゃ怪しいww
●というか、英語の勉強ってそんなにやばいのか?バチカンからロンドンに英語の勉強のため滞在というのは、ごく普通だと思うけどなー。これは後半の謎解きの複線か!?
●依頼人に秘密事項がある場合は、絶対に事件を引き受けないホームズですが、今回は明らかに隠し事があるにも関わらず事件を引き受けてますね。自分の主義より事件への興味が勝ったから?
●前回マナーハウスの件で登場したのはパジェット牧師。神父と牧師ってどう違うんだろう?と思ったら、神父はカトリック、牧師はプロテスタントなんですね(詳しくはこちら)。補足すると神父は基本独身ですが牧師はその限りではないそうです。そういえばパジェット牧師には奥さんがいましたね。
●神父と牧師以上に分からないのが枢機卿。読む限りものすごーくえらい人のようですが、調べてみるとやっぱりものすごーくえらい人みたいです(wiki参照)。
●今回登場する警部さんはマクドナルド。ホームズ物語には何人か警察の人が登場するけれど、ホームズが「マック君(Mr. Mac)」とあだ名で呼ぶのはこの人だけ。金田一少年の事件簿の剣持警部みたいなキャラなのに原作は「恐怖の谷」にしか出てこないのが残念。
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