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これまで読んだ本、新しく読んだ本の感想を適当に書いていきます。 ※あくまで個人の感想です!
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目次
50音順になってます

悪意
伊良部一郎シリーズ
噂の女
往復書簡
お江戸でござる
オリンピックの身代金
オレたちバブル入行組
折れた竜骨
顔 FACE
化学探偵Mr.キュリー
仮想儀礼
かばん屋の相続
機長、事件です!
Q&A
救命センター当直日誌
金融探偵

コモリと子守り
櫻子さんの足下には死体が埋まっている
さまよう刃
事故―別冊黒い画集Ⅰ
死体置き場で夕食を
十角館の殺人
しまのないトラ
Sherlock: A Study in Pink
シャーロック・ホームズシリーズ
小公子セディ
小公女
真珠夫人
新世界より
ずっとあなたが好きでした
ストロボ
世界の終わり、あるいは始まり
ダウントン・アビーに於ける職業指南書
地球進化 46億年の物語
冷たい川が呼ぶ
天璋院篤姫
トッカン 特別国税徴収官
トッカン The 3rd おばけなんてないさ
トッカン vs勤労商工会
猫のなるほど不思議学
パーカー・パインの事件簿
初ものがたり
福家警部補の挨拶
ブードゥー・チャイルド
ホームズの伝記比較
ホームズ・パロディ(J・トムスン)
星新一のショートショート
「本が売れない」というけれど
ぼんくら
マスカレード・ホテル
マンガ版シャーロック・ホームズ
万能鑑定士Qの事件簿のシリーズ
「見たいテレビ」が今日もない
ミッキーマウスの憂鬱
密室殺人ゲーム王手飛車取り
密室の鍵貸します
みんないってしまう
モンスター
夜行観覧車
霊柩車No.4
ワイルド・スワン
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しまのないトラ



大昔、本屋さんをぶらぶらしてて、何となく暇つぶしに手に取った児童書です。
※その時既にいい大人だったのに、何故児童書なんか手に取ってしまったのか未だに不明w

この本は、みんなとちょっと違っているけれど、各自のやり方で自分の居場所を見つける…というテーマに沿って、5つのお話が収録されています。

最初の話はつのがないバイソン。で、次はしっぽのみじかいマングース。次は足のあるヘビ。次は八本足のイカと十本足のタコ。最後は表題作しまのないトラ

どれもみにくいアヒルの子を彷彿させるタイトルですが、あのアヒルの子はいじめられる自分の運命を受け入れ、ひたすら成長するのを待っていましたが、この本に出てくる動物(その他)は、ただ運命を受け入れるのではなく、どうにかして現状を打開するべく、奮闘するのです。

私が一番好きな話は、やはり表題作のしまのないトラ
※以下内容はうろ覚えです。

トラは黒い縦ジマを利用して茂みや林に隠れて獲物を捕りますが、このトラにはそのシマがありませんでした。
そのせいで、上手く隠れられず、狩りは失敗だらけ。
仕舞いにはお腹を膨らます為に、バナナを食べる始末。
仲間のトラにもバカにされ、誰も相手にしてくれません。

ある日いつものようにバカにされていると、頭上からワシの声がしました。
「お前は情けないヤツだなー」
「いいか、お前が獲物を捕れないのは、シマがないからじゃない」


そしてワシは、空を飛び、同じく空を飛んでいた小鳥を捕獲し、トラの前に落とします。
「これはお前にやる。これを食べながら、自分の身の振り方をよく考えろ」

トラは食べ物を恵んでもらったのが、悔しくてなりませんでした。
しかしお腹が空いてたまらなかったので、その鳥を食べ、ワシに言われたことを考えました。

ワシは、隠れて獲物を捕ったわけではない。
小鳥にもワシの姿は見えていた。
でも小鳥はワシのスピードに負けて、逃げられなかったのだ…。

その日からトラは、走る練習をはじめました。
隠れられないなら、獲物より早く、獲物より長く走ればいい。
毎日毎日ひたすら走る練習をするトラを、周りの仲間はいつものようにバカにしますが、もうトラは気にしませんでした。

そして、練習の成果が実り、ついに自分の力で獲物を捕れるようになったトラ。
その後、みんなの住んでいたジャングルに、異常気象が起こり、茂みや林が枯れてしまうという事態が発生しますが…。


出来ないことにこだわるのではなく、新たな方法で生き抜く重要さ。
ほんの少し、角度を変えてみることの重要さが、子供にも分かりやすく表現されています。
いや、子供だけでなく、大人だって人生に行き詰ったら、読んでみるといいかもしれませんね。

というか、シマのないトラは、小学校の教科書に入ってもいい話じゃないかな~と勝手に思ってますw
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