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これまで読んだ本、新しく読んだ本の感想を適当に書いていきます。 ※あくまで個人の感想です!
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アップウッドの醜聞1/3

前にまとめてざっくりレビューした、J・トムスン作のホームズシリーズ
日本で出版されている分が4冊、未翻訳のが2冊と書きましたが、そのうちの一つがThe Secret Notebooks of Sherlock Holmesで、和訳すると「シャーロック・ホームズの秘密ノート」って感じ?
この本は結構前に出てて、とっくに翻訳されてもよさそうなものですが、日本で出版されているものですら絶版なので、多分出す気もないんだろうなぁ…と推察してみたり。

で、アマゾンを見てみたら、ちょっと割引になっているのを発見!(私が見た時は1000円以下だった^^)。
この後円安であがるかもしれないし、どうせ日本語で出版されないんなら、のんびり翻訳してみようかと、何かを買うついでに、衝動的にポチッと…。

さて、そんな無謀なチャレンジャーの英語能力は、中学一年程度w
いや、カレンダーを自作する際、januaryのスペルが思い出せず、わざわざ調べたくらい(^^;)むしろ中学一年以下かも…。
何というか、解体新書を翻訳し始めた当時の杉田玄白さん達のオランダ語能力と、いい勝負だったと思われます(超爆)。

しかし彼らと私の違いは、インターネット。
ネット上には非常に便利な翻訳サイトがあるものです。
私が利用したのは、Weblio翻訳
ここは何がすごいって、文章単位だけでなく、単語、熟語単位でも翻訳してくれるんですよ。だから、文章の意味が通らなかったら、単語や熟語を見ながらでも翻訳できるんです。
これがなかったら、最初の1ページで挫折してただろうなぁと思いますよ。ほんと。


とまあ、前置きはここまでにして、とりあえず収録されている短編、最初の2つの翻訳が終わったので、こちらであらすじ&感想を書いていきます。
※素人翻訳なので正しい保証はありません。というか絶対間違っているとこがありそうww

最初の話はアップウッドの醜聞
(原題はThe Case of the Upwood Scandal)




この話はバスカヴィル家の犬のすぐ後の事件。
ベーカー街でまったりしているホームズ&ワトスンの元にやってきたのは、ケンジントンでノンパレルクラブというトランプの賭け事クラブを運営しているゴドフリー・シンクリアー氏
ノンパレルクラブでは、最近とある二人組が気になるそうで…。
その二人とは、ジェームズ・アップウッド大佐と、その友人ユースタス・ガンツ。
いつも金曜の夜に来てホイストを楽しんでいて、大抵は勝ったり負けたりで収支はトントンだった。
だが、ここ半年で彼らは二度も、500ポンド以上の勝ちを得た。
勝った相手は、二度とも裕福な貴族の若者で、本人たちにとっては大した損害ではなさそうだが、どうもイヤな予感がするので、不正がないか調べて欲しい…という依頼内容。

ホームズは、バスカヴィル後のいい気分転換になると了承。
とりあえずワトスンと二人でノンパレルクラブに何度か行ってみて、様子を見ましょうと返答。
その際本名はマズイので、ホームズはロビンソン、ワトスンはケアリと名乗ることにする。

ワトスンは競馬とかビリヤードは好きだが、トランプは今ひとつらしい。
一方ホームズはタダでクラブに潜入するのが楽しみっぽい。
さてさて、二人の調査はいかに!?

…ということで、調査の内容は次回に続く。


●バスカヴィルの事件は、ワトスンがメアリにプロポーズした「四つの著名」の少し後だったはず。ということはまだ婚約中?新婚?
↑この辺の解釈は人によって違うようですが、トムスンさんは婚約中と解釈してるので、ここではとりあえず婚約中ということで…。
婚約してすぐ調査の為ダートムアに入り浸りだったのに、今度は毎週金曜の夜に賭け事クラブに行くことになったワトスンw
メアリとの新居の相談やデートなんかは、大丈夫なのかと微妙に心配ww
でもまあ、この程度で文句言ってたら、ホームズの相棒の奥さんなんか務まらないよね(爆)。
●シンクリアーは、賭け事クラブのオーナーだけあって、一見普通のビジネスマンだが、身なりには金がかかっているらしい。しかもにこやかな割にスキがない感じ。
この辺翻訳しながら、実はこいつ怪しいんじゃね?とか思ったけど、それは偏見だったことが後に判明…。
●500ポンドは、現在の日本円にすると約1250万円(光文社刊ホームズシリーズを翻訳した日暮さんの解説によると1ポンド=約25000円)。
これだけ損しても大した損害じゃない貴族の若者スゲー(;゚Д゚)
●この話で中盤までよく出てくるrubber or twoという単語。rubberというのはトランプの三番勝負という意味だそうで、rubber or twoだと何度翻訳しても「トランプの三番か二番勝負」になる。
が、どうも文章としては不自然な気がしてならないので、もう「トランプの勝負」という感じで訳すことにしました(特に話に支障なさそうなのでw)。
そういえば、ドイル原作の「空き家の冒険」でもホイストの三番勝負がどうのこうのという話が出てきますが、ここは普通にrubberのみ。or twoが何のためについていたのか、未だに分かりません…。
ちなみにrubberは、普通に翻訳するとゴム。よーく英和辞典を調べると、最後の方にやっと「トランプの三番勝負」と出てきますが、最初文章で翻訳した時は、何のことだかさっぱり分かりませんでしたww
しかし、rubberなんて単語、この話でバッチシ覚えたけど、一生使わないだろうな…w
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