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これまで読んだ本、新しく読んだ本の感想を適当に書いていきます。 ※あくまで個人の感想です!
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目次
50音順になってます

悪意
伊良部一郎シリーズ
噂の女
往復書簡
お江戸でござる
オリンピックの身代金
オレたちバブル入行組
折れた竜骨
顔 FACE
化学探偵Mr.キュリー
仮想儀礼
かばん屋の相続
機長、事件です!
Q&A
救命センター当直日誌
金融探偵

コモリと子守り
櫻子さんの足下には死体が埋まっている
さまよう刃
事故―別冊黒い画集Ⅰ
死体置き場で夕食を
十角館の殺人
しまのないトラ
Sherlock: A Study in Pink
シャーロック・ホームズシリーズ
小公子セディ
小公女
真珠夫人
新世界より
ずっとあなたが好きでした
ストロボ
世界の終わり、あるいは始まり
ダウントン・アビーに於ける職業指南書
地球進化 46億年の物語
冷たい川が呼ぶ
天璋院篤姫
トッカン 特別国税徴収官
トッカン The 3rd おばけなんてないさ
トッカン vs勤労商工会
猫のなるほど不思議学
パーカー・パインの事件簿
初ものがたり
福家警部補の挨拶
ブードゥー・チャイルド
ホームズの伝記比較
ホームズ・パロディ(J・トムスン)
星新一のショートショート
「本が売れない」というけれど
ぼんくら
マスカレード・ホテル
マンガ版シャーロック・ホームズ
万能鑑定士Qの事件簿のシリーズ
「見たいテレビ」が今日もない
ミッキーマウスの憂鬱
密室殺人ゲーム王手飛車取り
密室の鍵貸します
みんないってしまう
モンスター
夜行観覧車
霊柩車No.4
ワイルド・スワン
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霊柩車No.4



実在する霊柩車ドライバーの方が書いたブログを元にして書かれた小説らしいですが、霊柩車ドライバーが探偵役という、かなり変わったミステリです。
(というか、私は他に見たことがないw)

葬儀業界の裏側が垣間見れて、いろいろと「ふーん…」て思いました。
人の遺体を車で運ぶことが、あれだけ神経を使うなんて…。

というのも(本文より)↓
「事故を起こした場合、故人は貨物だ。対人保険でなく対物保険になるんでね。けれども、ご遺体には値段がつけられない以上、対物保険は下りない。だから事実上、保障はない。よって充分に注意しながら運転してる」
だそうです。そうなんだ…保険下りないんだ…。

そういえば救急車が搬送中に事故というニュースは聞いたことがありますが、霊柩車が火葬場に行く途中で事故…というのは聞いたことがない?
(実際はどうなんだろう?いくら注意してても事故ゼロってことはないと思うけれど…本当にゼロなのかな!?)


この著者の本は、先に「万能鑑定士Qの事件簿」1~12巻、「万能鑑定士Qの短編集」1、2巻を読んでましたが(その話はいずれ書く予定)、それらが「人が死なないミステリ」という触れ込みで、殺人どころか自然死も発生しないシリーズですが、「霊柩車No.4」は霊柩車のドライバーが主役だけあって、殺人も病死も普通に発生します。
そういう意味では、人の生死に関わるので、Qのシリーズよりは少し重め。

でも個人的には、Qのシリーズは面白かったけど、ちょっと軽すぎる気がしていたので、この本の独特の暗さ&重さがちょうどいいような気がします。

前半は主人公「怜座彰光」の人物紹介のような感じで、割とクールに、淡々と話が進むのですが、後半は急展開!
焼き場からの脱出劇は、かなりハラハラしました。ていうか、普通あのまま焼かれて骨になっちゃうのでは!?w
そして、まさかのあの人が黒幕!!

予想出来ない結末に最後まで気が抜けない話なのですが、私は前半の淡々とした話の方が好きかなぁ。
出来たらあのままの感じで、短編集みたいな感じでもよかったと思う…。
(後半のあの展開は、どう考えてもやりすぎだw)

ただ、ラストで、4年半前にひき逃げに遭い事故死した怜座彰光の奥さんの件に、決着が付きそうなのはほっとしました。
真相も明らかになって、お墓も作ったことだし、これで少しは前に進んで欲しい。。。

続編…は、どうもなさそうですが、続編があったら、今回よりは明るい怜座さんに会えるのかしら?


そういえば、タイトルの「No.4」って一体何!?
最後まで読んだけど、由来、出てきたかしら?私が見落としたのかな?
図書館で見た時、面白そう~とは思ったけれど、既にNo1~3まで刊行されているのかと思って、検索機で探しちゃいましたw


最後に、怜座さんのセリフでこの記事を終わりにします。

「遺体はたんなる物ではない。運ばれるときは貨物でも、かつては人間だった。その事実に変わりはない」
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