ヒット商品が一つ出ると、類似商品が出てくるというのは、非常によくあることなのですが、東野さんの「探偵ガリレオ」シリーズがヒットしドラマ化&映画化したら、今度は
「化学探偵Mr.キュリー」ときたか!
…というのが、本屋でこの本を見た時の感想ですw
ガリレオ先生こと湯川先生が物理学の准教授で、Mrキュリーこと沖野先生は理学部の准教授…。
もう読まなくても内容が想像出来るww
むしろ、逆に
ネタとして是非読みたいですが、それだけのために新刊購入はなぁ~…と思ったら、数ヵ月後に図書館で発見。数人待ちの予約状況だったので、予約して借りてみました。
読む前の予想通り、いろんな意味でガリレオ先生と被ってますねw
沖野先生のキャラとか設定とか…。唯一違うのが相棒役かな?
ガリレオ先生の場合は、事件を持ちこむのは刑事さんですが、こちらは大学事務局の事務員、
庶務課の新人七瀬舞衣。大学内で奇妙な事件が起きるたびに、モラル向上委員とやらに(勝手に)任命された沖野先生にアドバイス…というか
事件解決をしてもらう舞衣。
雰囲気としては、ドラマ「ガリレオ」の第一シーズン(2007年放送)に近いような…。
七瀬舞衣が、だんだん
(今よりは少し若い)柴咲コウでイメージが浮かんできたのは私だけなのかw
小説自体は、全5話の短編集形式で、読み易いです。
化学探偵というだけあって、全部の話に化学絡みの話が出てきますが、さほど専門的でもなく、超文系の私でも普通に読めました。
逆に言うと、化学の専門的なトリックを期待している人は止めておいた方がいいかも?
多分そういうジャンルじゃないですw
ワトスン役の舞衣が非常に明るいキャラで、沖野先生とのやり取りも漫才のようで楽しいのですが、一方話のオチは
若干ほろ苦いです。
最初のとっかかりが軽く、大したことない事件のようで、解決してみれば、結構大きな犯罪が絡んでいたりとか…。
しかしこのシリーズも、続編が出たら、あの二人の恋愛話が出たりするんですかねぇ~。
既に今回の最後の話で、その
フラグが立っているし…。
というか、一番の心配は、今年(2013年)の7月に発売されたばかりなのに、
10月の段階で予約待ちがたった3人というこの状況!
まず続編が出るのかどうかが、気になります。
…って、買う予定がない私の言うセリフではないのですが(爆)。
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