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これまで読んだ本、新しく読んだ本の感想を適当に書いていきます。 ※あくまで個人の感想です!
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目次
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悪意
伊良部一郎シリーズ
噂の女
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オリンピックの身代金
オレたちバブル入行組
折れた竜骨
顔 FACE
化学探偵Mr.キュリー
仮想儀礼
かばん屋の相続
機長、事件です!
Q&A
救命センター当直日誌
金融探偵

コモリと子守り
櫻子さんの足下には死体が埋まっている
さまよう刃
事故―別冊黒い画集Ⅰ
死体置き場で夕食を
十角館の殺人
しまのないトラ
Sherlock: A Study in Pink
シャーロック・ホームズシリーズ
シャーロック・ホームズ秘宝の研究
小公子セディ
小公女
真珠夫人
新世界より
ずっとあなたが好きでした
ストロボ
世界の終わり、あるいは始まり
ダウントン・アビーに於ける職業指南書
武田信玄(あかね文庫版)
地球進化 46億年の物語
冷たい川が呼ぶ
天璋院篤姫
トッカン 特別国税徴収官
トッカン The 3rd おばけなんてないさ
トッカン vs勤労商工会
猫のなるほど不思議学
パーカー・パインの事件簿
初ものがたり
福家警部補の挨拶
ブードゥー・チャイルド
ホームズの伝記比較
ホームズ・パロディ(J・トムスン)
星新一のショートショート
「本が売れない」というけれど
ぼんくら
マスカレード・ホテル
マンガ版シャーロック・ホームズ
万能鑑定士Qの事件簿のシリーズ
「見たいテレビ」が今日もない
ミッキーマウスの憂鬱
密室殺人ゲーム王手飛車取り
密室の鍵貸します
みんないってしまう
モンスター
夜行観覧車
ラプラスの魔女
霊柩車No.4
ワイルド・スワン
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伊良部一郎シリーズ



奥田さんって、本当に幅広い作家さんだなーって思いますよ。
「最悪」「オリンピックの身代金」みたいな社会派を書いたかと思いきや、コメディみたいな小説も書くのだから…。
(しかも基本的に当たり外れの少ない作家さんだと思ってます)

今回紹介する3冊は、どちらかというとコメディかな?
伊良部総合病院の地下の奥まった場所にある謎の精神科医、伊良部一郎&その助手マユミ
言動も行動も、はっきり言ってヤブ医者としか思えないDr伊良部ですが、表立って病院に通えない、通いたくない、あるいは、通えなくもないんだけど、たまたま看板を見つけちゃった奇妙な症状を持つ患者さんたちが、続々と彼の元にやってきて、効果不明の注射を打たれて帰っていきます。

もちろん、ただ注射されるだけでなく、一言二言の診察は受けるのですが、その診察がまた絶妙。
ほとんどでまかせだろうと思われるDr伊良部のセリフが、何故か患者の症状にクリティカルヒットしちゃったりするんですよね。
そして最初は全然信用してなかった患者たちが、だんだんDr伊良部に心を開き、最後は自分自身の症状と真っ向から向き合うのです。

真っ向から向き合う…なんて書くと、ものすごく真剣な物語のようですが、そこは奥田さんのコメディ。
患者さんが真剣になればなるほど、読む側は何故か笑いがこみあげてくるという、不思議な感覚を味わえます。
ただし、笑う前に我が身を振り返ると、これって人のこと言えないよなーと思うこともあったりして。
ときどきそんな瞬間にドキっとするのがポイントです。


では一冊ずつ、軽く紹介していきましょう。
まずはDr伊良部のデビューイン・ザ・プール
この本は、デビューしたばかりということで、イマイチDr伊良部のヘンテコ具合が薄いかなぁ。
個人的なお気に入りは、第4話、携帯電話のメールにハマって抜け出せない高校生、津田雄太が主人公のフレンズ
今の高校生ならLineなんでしょうけど、メールってとこが時代を感じますねw
私なんかまだガラケー&メールだけどww
この話、最後の雄太の本音がいいです。
友達はいた方がいいけど、自分を偽ってまで作るもんじゃないよねー。
読んでて何だか納得しちゃいました。

次は、直木賞を受賞した空中ブランコ
この中のオススメは、ハリネズミかな。
バリバリのヤクザなのに何故か先の細いものが苦手な、猪野誠司が主役ですが、全編笑いどころ満載…というか、最初から最後までニヤニヤしながら読めますww
特に最後、敵対する組の人物と対決するシーンが傑作!しかも思わぬ展開になっちゃうし。
テレビでヤクザ絡みのニュースを見るたびに、「この人も実は…」と思っちゃいそうですw

最後、ついにDr伊良部&マユミが東京から離島に赴任しちゃう町長選挙
この本は、最初の3話が、とある有名人をそれぞれモデルにしてて、最後の町長選挙は離島での話という構成になってます。
とにかく最初の3話のモデルになった有名人が、読めば誰だか絶対わかるようになっていて、おいおいこれは本人たちから苦情が来なかったのか?それよりもよく出版社も出したよね。ヤバすぎじゃね?と思わざるを得ないような…。

1話目オーナーは、ちょうどセ・リーグとパ・リーグを一体化するとかしないとか、やいのやいのやってた頃の話がモデルになってて、主役のオーナーのあだ名はナベマンw
2話目アンポンマンは、ライブファストとかいうIT企業を運営する、若手社長が主役w
3話目カリスマは、とにかく見た目に執着する40代の元宝塚女優白木さんが主役w

…何というか、さりげなくモデルにするとかそんなレベルじゃないとこが、爆笑です。
しかもラストの離島の話では、Dr伊良部は町長選挙に振り回されっぱなしで、これまでやりたい放題だった彼もタジタジ。
そういう意味では、3冊の中で一番Dr伊良部が活躍してない本かもしれませんね。
でもまあ、面白いことには変わりないです。

私も精神的にやられることがあったら、Dr伊良部に診て欲しいかもなぁ。
きっと何もかもどうでもよくなりそうですw
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Q&A



この本は、ある一つの事件をテーマに、全ての章が質問と回答、或いは誰かと誰かの会話のみで構成されている、ちょっと変わった形式の小説です。

ある事件というのは、2002年2月11日に起きた架空の事件で、舞台は、とある大型ショッピングセンター
4階の婦人服売り場に現れた謎の中年夫婦の万引き騒動と、地下の食料品売り場で不審な男が撒いた不審な液体騒動…。
事件と呼べるものはこの二つくらいしか登場しませんが、何故かこれらがほぼ同時に発生した為、ショッピングセンター内の多くの乗客、従業員がパニックになり、最終的には死者69人、負傷者116人という大災害に発展してしまいます。

物語の序盤は、まだ事件から日が浅いようで、事件を調べているインタビュアーと、その時センター内にいたお客さんや、事件に直接関わった人の、質疑応答形式で進みますが、中盤~後半にかけては、事件から年月が経過した様子で、質疑応答というより、事件周辺にいた人々、直接事件に関わったわけでもない人たちの会話で話が進みます。

特に主題にあがってくるのは、あの大災害の中、大人たちにもみくちゃにされながら何故か無傷で助かった一人の女の子。
その子の手には、自分の持ち物ではない、血だらけのぬいぐるみが握られていて、それを引きずって歩いていた所を保護されるのです。
彼女は、この一件から「奇跡の少女」と呼ばれるようになり、周囲の大人たちの手で神様に祭り上げられ、しまいには不幸な最期を迎えることになるようですが…。


インタビュー形式の小説というと、何となく宮部みゆきの「理由」を彷彿させられますが、「理由」は事件の内容も結果もはっきり分かっているのに比べて、こちらは結局大災害の原因は不明のまま。
ただ、人間はちょっとしたことでパニックになり、一度パニックになると収集がつかないのだ…ということがよく分かります。
みんなが逃げているから逃げている。ただそれだけで最終的には大災害にまでなってしまうなんて。

何となく学校のいじめ問題みたいだなと思ったのは私だけ?
いじめも、きっかけは些細なことだったりしますね。
でもそれが最後には、相手を自殺にまで追い込むことになってしまう。
周囲の人は、最初のきっけかなんか知らずに、ただ、みんながいじめているから自分も加わってみたという程度だったりして。

この話の本当のテーマは、この災害が何故起きたかとかではなく、集団心理の怖さや、災害が起きた後の人々の変化だったのでしょうね。
ごく普通の女の子が奇跡の少女になり、はたまた神様にまでなってしまう…というのが、その象徴なのでしょう。


そういえば、この話、事件の日付は作中に記載があるのですが、年の記載はないんですよね。
でもソルトレイクオリンピックの話が出てきたので2002年と勝手に書いてしまいました。
本を読みながら、ソルトレイクって何年前だったっけ?というか、今年ソチオリンピックがあったけれど、今年から何回前のオリンピックだったか全く思い出せなかった私…(^^;)
次のオリンピックは大体覚えているものですが、前のオリンピックは、終わった瞬間から忘れてしまいますねw

密室の鍵貸します



昔、東野圭吾さんの作品を図書館から借りまくっていた時期があって(当時は直木賞を受賞する前だったので最新作まで割と普通に借りられました)、その時隣にあったこの著者の本を、東野さんの本だと勘違いして借りたのが、そもそものきっかけだったように思いますw

借りてから、間違えたことに気づいたのですが、もう出口に向かってて、今更返すの面倒だし…と、そのまま家に持ち帰って、ついでに読んでみることに。

舞台は首都圏にある、海沿いのごく普通の地方都市、烏賊川市(いかがわし)
昔イカの水揚げが有名だったらしく、そのイカを運ぶ烏賊川が街の真ん中を流れ、市の名前もそこが由来…という、その設定必要なのか?と思ってしまうほどの、丁寧な舞台設定w

事件はそんな奇妙な市内にて、唐突に起こります。
主人公は、彼女と別れたばかりの大学4年生戸村流平。先輩茂呂耕作の紹介で、就職が決まったばかりの、ごく普通の大学生。
流平は、茂呂耕作に映画鑑賞会をしようと誘われます。何しろ映画マニアの彼のアパートには防音室があって、大音量で映画や音楽がやり放題!
流平のリクエストは「殺戮の館」。誰に聞いても「長ったらしくてつまらない」という、不名誉なお墨付きの映画ですが、彼はそれを見たことがないので、今回どうしても見てみたいと、レンタル屋で借りて、茂呂耕作の家に行きます。

家に到着後、流平はシャワーを借りて、7時半から鑑賞会スタート。映画は2時間半なので、終わったら10時。その後、耕作は酒とつまみを買いに近所の酒屋に行き、途中で飛び降り自殺に遭遇したと流平に報告します。
警察が大勢来てて…と話す耕作をよそに、流平は自殺現場が、元彼女のアパートじゃないかとドキドキ。そうこうしながら二人で酒とつまみを食べたあと、耕作はシャワーをあびに風呂場へ。

ところが、いくら待っても耕作が出てきません。不審に思った流平が風呂場のドアを開けると、そこには息絶えた耕作の姿が!!
しかも翌日になって、前夜耕作の目撃した自殺が、実は飛び降り自殺を偽装した殺人事件で、被害者はまさかの元彼女。

一体誰が元彼女と耕作を殺したのか!?
そして殺人の容疑者となってしまった流平の運命は??


これ、著者のデビュー作らしいのですが、話はテンポよく進み、飽きさせません。
映画を利用したトリックも、ありがちだけど、なかなか面白いし。
個人的には「殺戮の館」がどんな映画なのか気になります。見てみたい~ww
オリジナルではなく、流平の見た「“面白い”殺戮の館」ですが(爆)。

ちなみに、この話、探偵役は流平の元義兄、鵜飼杜夫かと思いきや、事件の大筋を解明したのは、警視庁の砂川警部
探偵が登場しながらこのパターンは、ちょっと珍しいですね。
つうか、割合なら、砂川さん7割、鵜飼さん3割で、探偵としては、イマイチ心もとないような…w


ただ、この話のメイントリック、時計が主なポイントになっているのですが、その割にはあれでよく流平が途中で時間を確認しなかったなーというのは疑問。
彼は携帯電話を持っていて、鑑賞会中は電源を落としてたのだから、鑑賞会が終わって耕作がつまみを買いに行ったら、その隙に電源を入れる可能性はなかったのかな?
そこは、もうひとアイデアあってもよかったかなー。腕時計の話に加えて。

とはいえ、この話の時代の携帯電話は、電話帳機能もほとんどないし、メールなんてついてなかったようなので、どちらかというと、発信専用だったのかしら。
少なくとも、今ほど携帯電話が身近ではなかったのでしょうね。
何しろ友人の牧田に電話するのに、わざわざ手持ちのアドレス帳を調べているんだし。
(ここら辺で時代を感じましたw)
というか、この話で考えると、流平は携帯電話を持ってなかったというほうが、よくないですかね?
メールもない時代の携帯電話なら、まだ持ってない派が多数だったろうから、そんなに不自然ではないし。


…とまあ、こんな感じでついでに借りて読んだ、この著者の本ですが、これが結構面白かったので、その後も気が向くとあれこれ借りて読んでます。
気がついたら、烏賊川市のシリーズも2014年現在で6冊出てるなんて、驚きだ…w

いや、一番驚いたのは、この著者、後に謎解きはディナーの後でが大ヒットし、一躍有名作家になっちゃったことかな。
あの当時は間違えて借りたのに、今では予約しなきゃ借りられない著者に…!!

夜行観覧車



この話の面白いとこは、特定の主人公が見当たらないことではないかと思います。
強いていうなら、二つの家族、遠藤家と高橋家の家族全員が主役かな。あ、あと二つの家族をつなぐ小島さと子

遠藤家は、工務店で技術職をしている啓介と、スーパーでパートしている真弓と、時々癇癪を起こすと手がつけられなくなる、高校生の一人娘、彩花。
高橋家は、医師をしている弘幸と、主婦の淳子、医学部の長男良幸と、高校生の比奈子と慎司。

遠藤家と高橋家は、高級住宅が立ち並ぶひばりヶ丘内の、お向かいさん同士で、日ごろから挨拶程度の交流はある、どちらも一見ごく普通の家庭なのですが、ある晩、高橋家で殺人事件が起こります。
被害者は父弘幸で、加害者は母淳子。
エリート一家と呼ばれていた高橋家の子供たちは、ある日突然、事件の渦中に巻き込まれるのですが…。

同じ事件を、遠藤家と高橋家、両家の目線(&近所の住人小島さと子)から、それぞれ少しずつ描いているのですが、一つの出来事が目線を変えると全然違う風に見えてくる…というのは、ありがちな手法ながら、やっぱり面白いです。

みんなエリート揃いと思われた高橋家にも、家庭の事情があって、長男良幸の実母は、彼が2歳の時に事故で亡くなっていて、比奈子と慎司は、後に再婚した後妻の子供です。
とはいえ、再婚した淳子は、3人とも分け隔てなく育て、子供たちも、自分たちは、ごく普通の家族だと信じていました。あの事件が起きるまでは。

事件の夜、弘幸と淳子の会話を偶然外から聞いていた遠藤啓介は、後半、高橋家の子供たちにその会話の内容を伝えますが、伝えられた子供たちの心中は複雑でしょうね。
結局、生き残った家族の人生を守るために、死んだ父親を犠牲にすることを決めましたが、それでよかったのかどうか…。
父親にも身内はいるだろうに、、、真実は家族だけが知ってればいい…ってそういう問題か!?

とはいえ、関西の大学に通う為に、一人で下宿をしてて、何も知らずに事件に巻き込まれた長男良幸の心の描写が非常に複雑ながらも、分かりやすい。

父親を殺されたとだけ聞いたら、犯人を殺したいと思うだろう。
でも殺したのは、母親だ。血はつながってないが、自分は本当の母親だと思っている。
彼女が人を殺したとだけ聞いたら、何か事情があったのだろうと思うに違いない。


対極する二つの気持ちによって、憎しみも悲しみも、全て相殺されていく様子が、何だか生々しい。
家族で、加害者と被害者が生まれたら、こんな気持ちになるのだろうかと思わされます。


また、事件の傍観者の役割を果たす遠藤家も、彩花の癇癪によって、家庭は崩壊寸前。
ほんと、家は無理して買うもんじゃないですねw
住めば都とはよく言いますが、この場合は、住んでも都にならなかったパターンかな…。
しかし、この遠藤家も、高橋家の崩壊を目の当たりにして、何とか自分たちの方向を見つけていくみたいです。
彩花ちゃんの「坂道病」も何とか克服出来るといいねぇ…。


ところで、夜行観覧車というタイトルの割には、観覧車はまだ出来上がってません。
というかこれからひばりヶ丘の近くに建設予定w
観覧車が完成する頃は、どちらの家族もみな揃って観覧車に乗れるといいのですが、よく考えたら、どちらの家族も、本当の現実と向き合うのは、この本の中身が終わったその後でしょう。

それを思うと、少し苦い後味になるような気がします。

十角館の殺人



学生の頃、友人から「何だかものすごいミステリー作家がデビューしたらしいよ。読んでみたけどめちゃくちゃ面白かった!」と言われて、つい購入したのがこの「十角館の殺人」。
今や本格ミステリー作家の大御所みたいになっている綾辻行人さんのデビュー作です。

読んでみて、何がびっくりって犯人が判明する瞬間の描写!
あんな些細な一言で、「えええー!」っと驚愕することは、そうそうないと思います。


話自体は、九州にある孤島「角島(つのしま)」が舞台。
ここに一軒だけ建っている十角館という建物に、某大学の推理研究会のメンバーが合宿に来るわけですが、ミステリーのお約束通り、メンバーが一人、また一人と殺されていきます。
犯人はこの館の設計者中村青司なのか?それとも…!?

メンバーは、それぞれ有名な探偵のあだ名を持っていて、作中(角島のシーン)では基本的にそのあだ名で呼ばれます。
この本を始めて読んだ20数年前は、「そんなあだ名で呼び合うグループなんてあるか」などと思ったものですが、インターネットが登場して以来、ハンドルネームも登場して、オフ会ではハンドルネームを使用するのがさして珍しくない状況に…。
むしろ現在読んだ方が、この設定は違和感がないんだろうなーと思いました。

この作品で登場する探偵島田潔と、その助手江南孝明は、後の館シリーズと呼ばれる「○○館の殺人」に出てくるシリーズキャラになります。
二人の出会いという意味でも、この先のシリーズを読むなら、十角館は読んでおいた方がいいかも?

ちなみに私のオススメ館シリーズは、この十角館と時計館かなー。
時計館の殺人はそのうちレビューを書く予定です。


そういえばこのレビューを書くために、本を見直したら、この話の原案は、綾辻さんが22才の時に書いたんだそうですね…。
22才でこんなトリックを思いつくなんて、すごすぎる~!


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