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これまで読んだ本、新しく読んだ本の感想を適当に書いていきます。 ※あくまで個人の感想です!
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目次
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化学探偵Mr.キュリー
仮想儀礼
かばん屋の相続
機長、事件です!
Q&A
救命センター当直日誌
金融探偵

コモリと子守り
櫻子さんの足下には死体が埋まっている
さまよう刃
事故―別冊黒い画集Ⅰ
死体置き場で夕食を
十角館の殺人
しまのないトラ
Sherlock: A Study in Pink
シャーロック・ホームズシリーズ
シャーロック・ホームズ秘宝の研究
小公子セディ
小公女
真珠夫人
新世界より
ずっとあなたが好きでした
ストロボ
世界の終わり、あるいは始まり
ダウントン・アビーに於ける職業指南書
武田信玄(あかね文庫版)
地球進化 46億年の物語
冷たい川が呼ぶ
天璋院篤姫
トッカン 特別国税徴収官
トッカン The 3rd おばけなんてないさ
トッカン vs勤労商工会
猫のなるほど不思議学
パーカー・パインの事件簿
初ものがたり
福家警部補の挨拶
ブードゥー・チャイルド
ホームズの伝記比較
ホームズ・パロディ(J・トムスン)
星新一のショートショート
「本が売れない」というけれど
ぼんくら
マスカレード・ホテル
マンガ版シャーロック・ホームズ
万能鑑定士Qの事件簿のシリーズ
「見たいテレビ」が今日もない
ミッキーマウスの憂鬱
密室殺人ゲーム王手飛車取り
密室の鍵貸します
みんないってしまう
モンスター
夜行観覧車
ラプラスの魔女
霊柩車No.4
ワイルド・スワン
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「見たいテレビ」が今日もない



最近いろいろ忙しくて、濃い小説をゆっくり読む時間がなかなか取れないので、ひまつぶしになりそうな軽~い本をKindleでぽちっと購入しちゃいました。
まー、199円だったしね。たまにはこういうのもいいかなって…。

で、購入してから知ったんですが、著者は元フジテレビのアナウンサー
そういえば数年前に横領?疑惑をかけられてフリーになって、それが捏造だの何だのと話題になってたのを覚えてますよ。

著者がフジのアナウンサーということで、ネタになっているのは大抵フジテレビ
内幕というか、番組の裏話も出てくるけど、やはり裏を知ってるのは古巣のフジなんでしょうね~。
なのでフジテレビの番組を全然知らないと何のこっちゃ?になるかも。
たまたま我が家は、有名処をそこそこ見てるので、一応話にはついてこれますが。

というか、この本の一番の問題はタイトルでしょう~。
ネットが登場して以来、テレビはもはや娯楽の王様ではなくなってしまった。
それは何故なのか?番組が面白くないから?それともネットの方が面白いから?
…ということについて、テレビの裏側に関わる立場から、細かい考察をするかと思いきや、内容はほとんど既存のテレビ番組に対する批評やグチオンリー。
「見たいテレビ」が今日もないのは何故なのか?ということについては結局ほとんど触れられてません。
そういう意味では期待してた内容とは違ってたかも。
少なくとも、テレビをほとんど見ない人が見ても、面白くも何ともないです。


そういえば、著者が述べられてた、「ほこ×たて」に関する打ち切り問題。
詳細は書きませんが、私は打ち切りで正しかったと思いますよ。
あのラジコン対決はやらせではなく、演出であると言い張ればよかった…というようなことを著者は言ってますが、ガチンコ対決が番組の目玉だったのにそれがやらせだったとバレたら、視聴者は冷めまくりです。
製作者にテレビにガチンコなんてあり得ない!なんて開き直られたら、この先どんなすごい対決があったとしても、この結果もやらせなんじゃあ…という目で見てしまい、全く楽しめません。

ディズニーを例に出してますが、ディズニーはキャラクターの存在が実在するという演出するために、ものすごい工夫をしてます。
同じ時間に複数のミッキーが現れないようにしたり、着ぐるみの中の人の情報は絶対出さないようにしたり。
(そりゃあこの時代だから絶対はないけど、この時代にしてはかなり情報が押さえられているのでは?)

だからこそみんな、中に人が入ってることを知りながら、ディズニーの演出を楽しむために多額のお金を払っているのだと思います。


ま、199円だからさらっと読めてよかったですよ。
918円で書籍を購入してたら、かなりガッカリだったかもしれませんが…。
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真珠夫人



最近タブレットを購入しました。
目的は電子書籍。主にamazonのKindleですがw
やっぱりねぇ、欲しい本をどんどん買ってたら、置く場所もないし。
でも読みたい本は読みたいし、図書館にない場合もあるし、コミックなんか買ってたら、どんどん増えますからね。

Kindle自体は、パソコンでも使用してたので使い勝手は大丈夫♪
今までパソコンの負担を気にして重い本はダウンロードしてなかったけど、タブレットは電子書籍専用だから、その辺はバッチシです。

でまあ、何冊かダウンロードして気づいたのですが、著作権が切れて無料になってる本って結構あるのですね。
amazonのランキングなどをひまなときにちょいちょい見てて、ふときになったのが、この真珠夫人だったりして。

真珠夫人、、、昔昼ドラでやってたのを覚えてますよ。職場の休憩室にテレビがあって、一日勤務の時はそこで先輩たちと見てましたw
今覚えているのは、タワシコロッケくらいなんですけどねww

元ネタは菊池寛の小説…ということは知ってましたが、ちゃんと読んだことはありませんでした。
で、タダということでダウンロードして、早速読み始めたのですが…。

思ったより面白かったです!!
多少古い言い回しに戸惑いますが、だんだん気にならなくなってくるし、むしろ使われている日本語が美しくてびっくり。
昔の人は何てきれいな言葉を使ってたのだろうかと、思わされました。


話は、湯河原温泉に行こうとしてた渥美信一郎が、青木淳という若者と同じ車に乗り合わせたところから始まります。
車は途中で事故にあい、青木淳は不幸にも命を落としてしまいます。
その死を偶然1人で看取った信一郎は、ある時計を某夫人に返して欲しいという遺言と、彼の思いが書かれたノートを受けとりました。
遺言通り、信一郎は時計を返す夫人を探しますが、その過程で出会ったのが、かの真珠夫人…資産家の未亡人荘田瑠璃子でした。

この後、瑠璃子が何故荘田家に嫁ぐことになったのか、そして信一郎と瑠璃子の関係、瑠璃子と青木淳の弟の関係…という感じで展開していきます。

とにかく瑠璃子と出会う男性は、彼女の持つ魔性の美しさに翻弄されていくわけですが、毒婦のようだと指摘した信一郎への瑠璃子の切り替えしが見事です。

男性は女性を弄んでよいもの、女性は男性を弄んでは悪いもの、そんな間違った男性本位の道徳に、妾(あたくし)は一身を賭しても、反抗したいと思っていますの。
~中略~
人が虎を殺すと狩猟と云い、紳士的な高尚な娯楽としながら、虎がたまたま人を殺すと、兇暴とか残酷とかあらゆる悪名を負わせるのは、人間の得手勝手です。


この時代、女性の運命は男性次第でした。
既婚者であっても、男性は何人も愛人を持つことが許されるのに、女性が浮気をすれば、無一文で追い出されても、文句は言えない。
男性の女遊びは許されるのに、何故女性が同じことをすれば、人でなしのように言われなければいけないのか。

…面白いのは、こういう話を男性目線で描いていることでしょうね。
当時これを発表した際、男性からの反発はなかったのか気になります。

それにしても、昼ドラの元ネタとは思えないくらい濃い話でした。
一通り読み終わりましたが、また読み直そうかなと思ってます。

かばん屋の相続



半沢直樹で一躍有名になった池井戸さんの短編集です。
前に金融探偵を借りて読んだので、この人の短編は二冊目かな?
ただ、金融探偵は、短編だけど連続長編ともとれる構成になっていましたが、この本は純粋な短編集ですね。

とはいえ、内容はやっぱり銀行の融資関係のお話。
そういや半沢さんも融資課にいたから、池井戸さんどんだけ融資の話好きなんだと思いながら読みましたw

話は全部で6つあるので、印象的な話だけレビューします。

「十年目のクリスマス」
妻の付き添いで宝石屋に来た銀行マン永島が、たまたま昔の取引先と遭遇します。
10年前に融資課の一員として担当した零細企業の社長。確か銀行からの融資を断られた後、倉庫が火事にあい、会社は倒産、社長も破産したはずだったのに、見るからに羽振りがいい様子で、調べると資産が結構すごいこと!?
あの社長、どこにそんな隠し財産があったんだ?と永島はこっそり調査しますが…。

最初は融資断られて火事にあって、ふんだり蹴ったりで、かなり同情したくなる社長ですが、後半したたかに乗り切った様子が伺えて、読者としては微妙に複雑ww
このくらいしたたかでないと、会社運営なんか出来ないんだろうなーとは思わされますが。

「手形の行方」
若干破天荒気味な銀行マン堀田は、取引先から一千万の手形を受け取ったあと、その手形を紛失するという大失態を犯します。
もちろん銀行中大騒ぎ!ゴミ箱の中からシュレッダーの中まで、くまなく探しますが、手形はどこにもない。
結局手形は見つからず、取引先やら何やら、あちこち頭を下げて、事件は収束。堀田は懲戒処分を受けて、閑職に異動になります。
が、堀田の上司伊丹は、事件の後、あることに不審を抱き、真実を悟るのですが…。

あったはずのものがないって、私自身もあるあるですが、それが一千万の手形となると話は別です。
話は堀田の上司、伊丹の目線で書かれてますが、ここにもない、あそこにもない…と様々な可能性を探る場面はちょっとミステリーっぽくて面白いです。
で、結局手形を持ってたあの人は、どうなったんでしょうねー。

「妻の元カレ」
メガバンクの地方支店で地味に仕事している青島は、ある日引き出しから妻宛てのハガキを発見します。
相手は元カレの森中。彼は大学卒業後に就職できず、フリーターをしてたらしいですが、ハガキによれば、会社を設立し、社長になっているとか。
そしてその頃から妻の行動が何やら怪しくなっていきますが…。

この話は、短編集の中でも唯一銀行も融資も関係ないです。というか、青島の勤め先は大手企業で転勤があるならどこでもよかったようなw
それにしても、妻絵里香のしたたかさが、ほんといやらしい~。でもこれで最終的に森中についていって、破産なんかしたら、ざまーみろです。青島クン、職業上判明した森中の会社の実体なんか、こんな女に教えなくていいから!!

「かばん屋の相続」
小さいけれど、職人の手作りにこだわって顧客をつかんできた松田かばん。
そこの社長がガンで亡くなり、跡取りは仕事を手伝ってた次男かと思いきや、遺言書によると、かばん屋を嫌がって銀行に就職した長男に社長をゆずるという言葉が…。
この遺言、銀行を退職したかった長男の策略じゃないのか?という周囲の疑惑をよそに、長男はかばん屋を経営し始めますが…。

この話、社長は以前から次男に経営は譲らないと言ってたらしいですが、後にその本当の理由が判明します。
知らないで遺言書を勝手に作っちゃった長男は、超自業自得w
君が銀行マンとして成功しなかった理由がよく分かるよと言いたくなる話です。
それにしても、銀行っていろんな付き合いがあるんだなーと思いますね。


とまあ、何となくレビューしてみましたが、そろそろ池井戸さんの銀行以外の話も読んでみたいかも?
下町ロケット辺りは銀行ネタじゃないし、面白そうなので、棚で見つけたら借りてみたいです。

Sherlock: A Study in Pink



BBCのドラマ「SHARLOCK」関連の商品をアマゾンでチェックしてたら、関連商品にあがってきたのがこちら。
早い話がシーズン1の第1話目「ピンク色の研究(A Study in Pink)」を小説にした本らしいです。
アマゾンのレビューを読むと、本にする際、若干の言い回し等に変更はあるが、おおむね筋書き通り…とのこと。

ドラマの方は(英語版、日本版共に)飽きるくらい繰り返し見ているので、これなら私の英語力でも楽に読めるんじゃないかと思って衝動的にぽちっとしちゃったわけですが…。

まあ、さすがに会話部分は読めますね。
筋書き通りなんだからそりゃあそうだろうという感じですが、案外難しかったのは、セリフ以外の小説部分。
分からない単語もちょいちょい出てくるし、文章は長くて複雑だし。
SHARLOCKじゃなかったら途中で挫折してたかも…。

で、購入するまで知らなかったのですが、この本、Scholastic Readersという、英語学習者向けの本だったんですね(出版社は海外)。
ネイティブの人にとっては、児童書のような存在で、海外のサイトを見ると、年齢別に本が探せるようになってます。
日本だと「青い鳥文庫」のような位置づけなのかも?

ちなみに、この本のレベル設定は4。Upper-intermediate(上の中程度)。読者は小学校高学年~中学生かな。
日本のサイトを調べてみたら、レベル3だとTOEIC550位が目安らしいので、4だと600~700!?
そりゃあ難しいはずですよ。というか、読めたことがほとんど奇跡。
この本以外のレベル4は無理でしょうね。最初から買わないけどw

とはいえ、せっかくがんばって読了したので(途中適当にすっとばしましたがw)、ドラマとの相違点などを述べておきます。


~大きな違い~

●モリーが出てこない!
ドイル原作には出てこない、SHARLOCKオリジナルキャラなのですが、最初はちょい役だったのに、製作者がモリーを気に入ってシーズン2や3ではかなり主要なキャラに成長するんですよねー。
同じくオリジナルキャラのアンダーソンやドノヴァンは出てくるのにー。
私も製作者と同じく、モリー気に入ってるんですよね。
シャーロックに惚れてるせいで、いつも彼にいいように使われちゃってるし、彼のせいでロクなことないけど、ある意味シャーロックにとって一番の理解者とも言える存在。
ほんと、何で省いたんだろう?

●モリアーティ(の名前)も出てこない
犯人のタクシー運ちゃんが死ぬ間際に叫ぶスポンサー(笑)、ここでは登場しないようです。
だから彼の殺人理由「殺人するとスポンサーから子供たちにお金が入る」という設定もなし。
というか、別れた妻と子供がいるという話もされなかったし。
殺人動機は単純に死を宣告されて自暴自棄になったというだけみたいです。
そういえば、銃に撃たれて死にかけた犯人に、シャーロックが「死ぬ間際に痛い思いをしたいか!スポンサーを教えろ!」とか言って銃創をぐりぐり足で踏みつけるシーンもなかったなw
あのシーン結構好きだったのに(爆)。


~その他気になった細かいこと~

●ジョンとシャーロックがバーツで初めて対面するシーン。
シャーロック「マイク、携帯貸して」
マイク「ごめん、コートの中だから」
ジョン「ぼくのをどうぞ」
…の後で、ドラマではマイクが「こちら旧友のジョン・ワトスン」とシャーロックに紹介するんですけど、このシーンが抜けてる。
その後も前も、ジョンを紹介するシーンがないのですが、シャーロックは一体いつジョンの名前を知ったのかしらねww
ここでマイクがジョンを紹介することによって、シャーロックはジョンの携帯の裏に刻んである名前(ハリー)を兄の名だと推測するはずなのに。
マイクの紹介シーンが抜けてると、裏の名前=持ち主(ジョン)だと誤解しそう。
これは結構重要なミステイクじゃないかと思ったりしますが…。

●221Bから事件現場のロリストン・ガーデンに向かうタクシー内にて、シャーロックが自己紹介&ジョンに関する推理の理由を説明するのですが、気になったのは自己紹介シーン。
ドラマでは職業を聞かれて「コンサルタント探偵(←吹替え)(原文:consulting detective)」と答えますが、ここが「different kind of detective(意訳:特別な探偵??)になってます。
ここはconsulting detectiveでよかったんじゃないかなぁ。何で変更しちゃったんだろう?原作にも登場する有名なセリフなのに。

●ノーザンバランド街の喫茶店でおびきよせた犯人を待つ間のジョンとシャーロックの会話。
ジョンがシャーロックに「彼女いるの?じゃあ彼氏は?」とか聞いた後「そっか、いないのか。ぼくもフリーなんだよ」とか意味深なこと言っちゃって、シャーロックにゲイと誤解されるシーンはカット。
ここ1話最大の笑い所なのにwwwそういえばジョンの姉がレズだって話もなかったな。

●レストレードがアンダーソンやドノヴァン連れて、221Bの家宅捜査をするシーン。
シャーロックが「人の家で勝手に何してるんだ」ってキレて、レストレードがそれに対し「麻薬捜査」と言うシーンはカット。普通に「見つけた情報を隠すからだ」とか言ってます。ちょっとつまらないw
あのデカいニコチンパッチも登場しなかったので、お互い見せ合うシーンもナシ。

※上の記述にあるように、このシリーズは元々青少年向けの教材なので、ゲイだの麻薬だの書くのは大人の都合でまずかったのかもwと一応推測しています。
でも日本の青い鳥文庫で出版されているホームズシリーズ(ドイル原作)にはホームズが麻薬やってるシーン(解説付き)があるんですけどねw別に推奨してるわけじゃないんだから普通に書けばいいのにとは思います。


●犯人が銃で撃たれて死に、犯人を撃った人物に関する推理をしながら、射手がジョンだと気づいたシャーロック。
レストレードの追求をふりきってジョンと二人で会話するシャーロックですが、「Good shotting.(訳:いい射撃だ)」という彼のセリフに、つい「窓越しだったから」とか何とか撃った本人しか知りえないことをペラペラしゃべっちゃうジョンw
その後のシャーロックのセリフ、ドラマでは「Well, you'd know.(意訳:当然知ってるはずだ)」だけでしたが、その後「you did it(意訳:君がやった)」が付け加えられてます。
ドラマではジョンとシャーロックの表情(&雰囲気)で暗に匂わせていますが、小説ではそうもいかないんでしょうね。
それよりも、シャーロックは大事な場面においては、必ず光を背にして相手の顔がよく見えるように(そして自分の表情は悟らせない)しますが、この場面でもライトを背にし、ジョンの表情だけがはっきり見えるように立ってます。そこはちゃんと小説で表現して欲しかったシーンかも。

●現場を後にするシャーロック&ジョン→マイクロフトと対面するシーン。
太った?とシャーロックが聞き、痩せてるとマイクロフトが返すシーンはカットw残念。
でももっと残念なのは、シャーロックが先に歩き出した後、ジョンがマイクロフトに「本当に弟を心配してたの?」と聞くシーン&マイクロフトが「弟は気難しいからクリスマスは大変なんだ」とぼやくシーンがなくて超残念。この辺の会話は省略しない方が面白かったと思う。


とまあ、あれこれ細かいことをつっこんでみましたが、買ってよかったと思ってます。
三人称で書かれているから、ドラマでは推測するしかなかったジョンやシャーロックの心理描写なんかも(多少)書いてあるし。
勉強だと思うと、読むのにも気合が必要ですが、これなら楽しみながら読めそうな気がします。
好きなシーンはドラマと同じく、何度も読んじゃいそう。

でも、とりあえずやることは、最初読んだ時すっとばした部分を、もうちょっとちゃんと翻訳する所からでしょうね。
特に冒頭、レストレードとドノヴァンが報道陣に会見開くシーンなんか、ほとんど読んでないし(超爆)。


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