トッカン 特別国税徴収官→
トッカンvs勤労商工会に続く第3段。
一つ目は
まあまあ、二つ目は
予想外に面白かった…ときて、今回は?とそれなりに期待して読みましたが…。
それなりに期待通りだったと思います。うん、最後まで面白く読みました。
最初は頼りなかった鈴宮深樹もすっかり一人前になっちゃって、鏡特官からも大分信頼されるようになり、一人であれこれ行動し活躍する場面が、かなり多かったですね。
一方その分活躍の場が少なかったのは、特官の鏡。今回はほぼ裏方といっても差し支えないような…?
最後の一番美味しいとこで、美味しい活躍したけど、あれだけじゃね~。
むしろ印象的だったのは、風邪引いて、薬の飲み合わせが悪くて、自宅でぶっ倒れちゃったシーンかなw
アンタいい年して何やってるのさww
先日東京に大雪降ったけど、作中でそんな状態になったら、間違いなく凍死してたのでは!?
そして前回ちょこっと登場したけど、今回セリフ付きで初登場したのは、鏡の元奥さん
森華子。
鏡と彼女は、若い頃にデキ婚したけど、鏡の不注意で小学校入学前の子供を死なせてから溝が出来て、離婚に…。
ものすごい美女なのに、さばさばしてて、そのギャップが…!!
トッカンが続いたら、彼女も物語にからんできたりするんですかね。今回はそんなに重要な役柄ではなかったみたいだし。
今回のメインの事件は、有名な占いの先生
原ぜん子の失踪とそれにからむ税金の問題。
多額のお金があったハズなのに、それらはどこに消えたのか?そして原ぜん子の居場所は!?
結構ミステリーチックな展開でしたね。
相棒なんかでやりそうww
そして今回重要なテーマになったのは、
国家公務員法。
仕事上得た情報は、絶対に外に漏らしてはいけないんですよね。
拳銃が出ようが、覚醒剤が出ようが、はたまた死体が出ようが、わたしたちが警察に通報は出来ない。もちろん、ほかのだれかに漏らすこともタブーだ。あくまで仕事上見たものは、税務にかかわるものではなかぎり、おばけだと思ってスルーされる。国家公務員法で定められた
絶対の掟…。
鈴宮は法律と良心の間で悩みますが、どうすることも出来ません。
一般市民にしてみたら、そこら辺はもっと柔軟にやればいいじゃないのさ…だから
杓子定規とか
お役所仕事とか言われちゃうんだよ…と思うわけですが、法律違反を犯せば最悪
懲戒免職。
普通そんな危ない橋は渡れませんなぁ。
そこで何も思わず見ないフリの出来る人というのが、徴収官向きなのかもしれませんね。
とまあ、これでとりあえず今出てるシリーズは読み終わりましたが、次が出たらまた読んでみたいですね。
次こそは、
鏡特官の更なる活躍を期待してますよ!
鈴宮へのアドバイスと、最後に死体見つけただけの役回りじゃあ、全然満足出来ないから!
そしてこのシリーズ、マニアックな業界を面白く分かりやすく描いているという点では、高評価です。
ほんと、鈴宮も作中言ってるけど、警察ばっかりじゃなくて、税務署ももっとテレビとかで取り上げればいいのにねぇ。。。
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